何にても置付けかへる手離れは恋しき人に別るゝと知れ
道具を手から離すときは、
恋しい人と別れることと同じように
精いっぱいの心を込めよ
千利休
道具にも魂が宿っている。
誰も見ていなくても
物にも気持ちは伝わっている。
だからこそ
いついかなる時も心を込めて丁寧に
そのような意味だと思います。
私は普段のお仕事道具で
気を使っている道具が2つあります。
それは裁ち鋏と電話
どちらも乱雑に置くと
ガチャっと嫌な音が出ます。
裁ち鋏は重くよく切れるので
安全面からもなるべく丁寧に扱います。
個人的に鋏を置いた時の金属音が
少し苦手な事もあります。
電話については先に切られる事が多いのですが
最後に思いっきり ” ガチャ ”っと
受話器を置かれる音が苦手です。
自分が苦手なので
相手の方には少しでも気にならないようにと
なるべく電話を切る時は手を使うか
ゆっくり切るように心掛けています。
そしてもう1つ私にとって道具というより
大切な日々の芸術品
それは日常履きにしているハイヒール
音を立てないように心掛けて歩き
日々自分の歩き方の癖や
メンテナンスの必要性を観察しています。
日々使う 言葉
日々使う 道具
日々使う 空間
3つの頭文字を取って「こどく」
「こどく」を疎かにすると
「孤独」になってしまうそうです。
私の中ではこの「こどく」
このようにも言えると感じます。
日々使う 心
日々行う 動作
日々纏う 空気
孤独感は、どなたにも
襲い掛かるものだと思います。
しかし、どのような時でも
丁寧に生きている方々は
物だけではなく
人との関わり方も丁寧。
そのような方の周りには
また丁寧な方々が集まってくる。
たとえ1人であっても
丁寧に扱う物たちに囲まれている時は
不思議と孤独ではない気がします。
物のエネルギーが温かく
後押ししてくれているような気がするのです。
今一度、私の日々の「こどく」を
見直してみようと思います。
愛と感謝を込めて
camélia Ayako
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| 物を取るか、幸せな人生を取るか。 |
